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撮影日記・撮影の裏側・日々のあれこれ

大正ロマン溢れる美粋道での古民家撮影

振袖撮影のご依頼が多くなるのは、やはり卒業シーズン。長かった学生生活を終え、社会にはばたこうとする新社会人の表情と袴姿からは、いつも凛々しさが感じられます。
なかには卒業をきっかけに、親元を離れるという人も。今回撮影したお客様も旅立ちを目前に控えていました。

4月から愛知県を離れ、東京で暮らすことになった娘さんの卒業袴撮影です。

お母さんは着付師で、今回は娘さんの着付けを手伝っていただきました。
娘さんの晴れ姿を最高のかたちで残したいという、親心が伝わってきます。

今回の撮影場所は一宮市にある「美粋道(びすいどう)」
築90年の古民家で、屋敷全体に漂う大正ロマンの雰囲気が袴姿によく合っています。

娘さんは椿が好きで、今回振袖の柄にもチョイスしたのだそう。振袖全体にあしらわれた大ぶりな椿が表情をぱっと明るくしています。

お母様と一緒に記念写真を撮ろうと思い縁側に座っていただきました。
しかし、この日は天気が良すぎて日差しが強かったです。
なので、庇の影に入ってくださいとお願いしたら、影に入るまで身体を倒さないといけないので、仰け反りすぎてしまい笑ってしまってます。
仲の良い親子って微笑ましいです。

石刀神社にて

場所を変え、同じ一宮市にある石刀神社で撮影再開。真っ赤な鳥居に負けない、艶やかな和傘を持っていただきました。雰囲気ありますね。

撮影中の娘さんを温かいまなざしで見つめるお母さんの姿が印象的でした。
今回の撮影が春から離れて暮らすお二人にとって、素晴らしい思い出になることを祈るばかりです。

Photographer:荻野 哲生
location:愛知県一宮市「美粋道」・石刀神社
着付師:セレーブルフルール https://celebre-fleur.com/

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